地震に備える

防災

本日2025年10月5日、午前0時21分ごろ、福島県沖を震源とする地震があったのをご存じですか?

最大震度4,地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.7と推定されています。

福島県は震度4,千葉県・宮城県・茨城県・栃木県は震度3を観測しています。

この時私は睡眠中でして、今回の地震には気づかなかったのですが、私の住んでいる静岡県でも震度1を観測しています。

私は地震などに敏感な方であるので、もし起きていたら地震に気づいていたかもしれません。

過去には阪神淡路大震災、東日本大震災、能登半島地震などで日本は大きな被害に遭いましたよね。そこまで大きな被害に遭われていない方でも、明日は我が身と思って今のうちから再度準備をしておくのがいいと思います。

私は結婚をしており、夫が消防士です。家族に消防士がいるなら安全だとお考えの方もいるかと思いますが、消防士の旦那は災害が起きると、職場から参集がかかり、共に避難生活を送ることは難しいです。そうなると、私は一人で自分の身を守るしかないのです。

一人暮らしが増えている時代、何が起きても一人で対応しないといけない方々は多いのではないかと思います。私と同じ女性は特に不安ですよね?お子様がいる家庭ではもっと大変になると思います。

今回は消防士の夫に聞いた、災害時に役立つノウハウをご紹介したいと思います。

お恥ずかしい話、私もヘルメットや何日か分の水・食料、救急バッグなどは準備しているのですが、自分が本当に困るほどの大きな被害に遭ったことないため、想像ができておらず、完璧に準備ができていない事を痛感しました。

これを機に災害用品の見直しをしていただけると幸いです。そして、今一度災害意識を高めていただきたいです。

トイレ問題

まずはなんといってもトイレ問題

私の夫は能登半島地震に支援で出動をしました。約1週間の能登での滞在で1番感じたことは、トイレ問題が深刻であるということだったそうです。

確かに、お腹が空いても何日かは水などで凌げるかもしれませんが、人間の排泄行動は生理現象であるため、避けられない問題ですよね。

夫曰く、やはり男性は正直トイレが設置されていなくてもどうにかなってしまうそうです。汚い話にはなってしまいますが、最悪人の目につかない所で用を足すことができるからです。

しかし、女性はどんな状況でもトイレ以外で用を足す行為は難しいですよね。また、女性は生理問題もあるためトイレ問題はかなり深刻だと改めて感じました。

そこで、私も災害用トイレについてどんな商品があるのか、色々と調べてみました。

ポンチョトイレ

透けない仕様のポンチョを頭から被るだけで体を隠せる商品です。

商品には、ポンチョ以外に排泄物の臭いや漏れを防ぐための吸水シートも付いています。

目隠しができるだけでなく、人に迷惑かけることなく排泄物を捨てることができるのは安心ですよね。

そしてこの商品、なんと災害時だけでなく、断水時・渋滞時・レジャーでの着替え・急な寒さ対策などでも使用できるため、用途はいろいろ。様々な場面で役に立ちます。

安い物は500円から購入できます!ネット販売やホームセンターで購入できるため、いくつか用意しておくと安心ですね。

非常用トイレ

こちらは皆さん既に用意している方も多いと思いますが、災害や断水で普段のトイレが使用できない時に衛生的に排泄できる商品です。

凝固剤で排泄物を固めて処理するタイプの携帯トイレ、下水道管のマンホールに便座を設置するタイプのマンホールトイレ、便座もセットになっているタイプの簡易トイレなど種類もあるため、用途に応じて使用することをおすすめします。こちらもネット販売やホームセンターで購入できます。

非常用トイレは1回分であれば100円台から購入できますが、何日分かセットになっているものを購入した方がご家族が多い方は安心です。また、避難生活は何日続くか予想ができないため、一人暮らしの方も多めに購入しておくといいかもしれません。1回分100円台なら試しに1つ購入して、レジャーなどで試してみるのもいいですね。

寒さ対策

能登半島地震が起きたのは1月でしたね。冬の時期であったことに加えて、能登は日本海側特有の気候に属しているため、より寒さが厳しい地域でした。

まさか元旦に地震が起きるなんて誰も予想できません。そのため、支援に向かった夫は寒さ対策が非常に大変だったそうです。四季折々の日本でいつ地震が起きても大丈夫なよう、必要なものはすべて用意しておくべきですね。

靴下、カイロ

寒さが厳しい場合には靴下を2重で履くと、足が温まって血行が促進、足元から冷えを改善できます。

また、靴下は寒さから身を守るだけでなく、安心感を得られるアイテムなんです。避難生活を送るうえで精神的安心が得られる手軽なアイテムがあるのは大切ですよね。

しかし、足元が蒸れて汗をかいてしまうと寒さ対策が逆効果になってしまいます。また、締め付けの強いものだと血流が滞り、血行が悪くなってしまうこともあります。

そのため、靴下を用意する際には、内側に綿やシルクの薄いものを1枚、外側に厚手でゆとりのある靴下を1枚と、2種類ずつ用意しておくといいでしょう。

さらに、貼るカイロ・貼らないカイロもいくつか用意しておくことも大切です。

皆様、貼るカイロはよくお腹や腰のあたりに貼る方が多くないですか?私もよくお腹に貼ることが多いです。しかし、全身を効率よく温めるには、お腹や腰だけでなく、太い血管が走っている首も有効。その他にも、足元を温めたいならふくらはぎや足首も有効みたいです。

普段何気なく使っているカイロでも、貼る位置によっては体を有効的に温められるため、色々な場所に貼れるんだなと頭の片隅にいれておくといいですよね。ただ、直接皮膚に貼るのではなく、薄手の服の上から貼り、やけどには十分注意が必要です。

靴下もカイロも手軽に手に入り、かさばらないアイテムなので、常に非常用バッグに用意しておくことは大切ですね。

寝袋

寝袋は、体の熱を外に逃がさず、暖かさを保持します。また、湯たんぽやカイロを併用すると、より暖かさを保つことができるんです。

特に、人の体の形にそって、頭から足元まで全身を包み込むミイラ型の寝袋(マミー型)は、保温機能が高く、軽量で収納もコンパクトにできるため、持ち運びに便利です。

機能性の高い寝袋というと高価なものを想像してしまいますが、3000円程度出せば十分なものを用意できます。値段は寝袋の素材などで変動し、比較的安価でメンテナンスも容易となるものが化繊。多少値段は上がりますが、保温性の高いものはダウンとなります。

ご自身の優先順位に応じて商品を選んでいただけると良いと思います。

ズボン

これは女性の方に特に注意してもらいたい知識です。

避難生活を送る際には、少なくとも数日間はプライベートな空間の確保が難しく、スカートや露出の多い服は態勢を整えづらく、不便に感じてしまいます。

また、ひどいケースでは被災者を狙った性被害なども起きます。酷な言い方にはなってしまいますが、人間いい方ばかりではありません。被害者に優しくない方も少なからずいます。

ズボンを履いてることで性的視線を避けることができるだけでなく、肌を守り、怪我を防ぐことにも繋がります。耐久性のある長ズボンを1枚は用意しておくと安心でしょう。

プライベートの確保されていない環境では、自分の身を守るためにもなるべく露出が少なく、自分が安心だと思える服装で過ごせるように用意をすることが大切です。

まとめ

私は阪神淡路大震災の時にまだ生まれていなく、東日本大震災の時は小学生でした。だからといって災害に対して関心が持てなかったということは言い訳になってしまいますが、正直、災害のことについて無関心な方でした。

日本は災害がとても多く、今時、災害に無関心なのはかなり遅れているのではないかと思います。また、被害を受けていない人はどうしても実際の状況を理解しがたいのも事実です。しかし、今日の地震のニュースを見たとき、夫が能登半島地震の支援に行ったことを思い出し、なんだか他人事ではないような気がしました。

これらの私の何気ない記事を読んで、少しでも多くの方がさらに防災に関心を寄せていただけると幸いです。そして、自分の身は自分で守れるように日頃から整えておくことで、安心した日々を送っていただけたらと思います。

まだ何も災害用品を準備できていない方は、まずはここから防災グッズを購入してみるところから始めてみませんか?

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